AJ北海道 2019年開催のブルベについての所感

AJ北海道の方のコースも発表されました。パラダイスウィークも含めて盛りだくさんの内容、ランドヌール札幌に続いてAJ北海道のブルベについても言及していこうと思います。

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美唄200

2019年の北海道ブルベの一発目は美唄200から。去年雨の中走った人は今年こそは晴れた天気で走りたいと思うことでしょう。自分はテムレスを試そうと雨装備スタイルでセミファットバイクでなんとか走りきった。29er+のSurly Krampusは以前乗っていたMTBのGT KARAKORAM 29erよりもさらに辛いということがよくわかりました。

さて、今年の美唄200はいくつかコースに修正がなされています。まず、4月スタートということもあって除雪がされていないことを見こしてみんな大好き五の沢林道を通らず、シェークスピアゴルフクラブへ向かうゆるい登り道を通過。また長沼水郷公園経由からの由仁のPCへ向かうのではなく、栗山町経由、そのまま栗山町継立のPCを向かう形になっています。他にも美唄の街中を抜けるところや当別337号からひとつずれた道を通ったりとマイナーアップデートがなされています。

この時期はなんといっても向かい風が気になるところ。風速10mはゆうに超える日に石狩河口橋を渡るのは洒落にならないくらい危険です。自分は1回だけその橋の上を全行程自転車押して渡ったことがあります。まぁそれはレアケースなので多分大丈夫でしょう。。なお、去年は新篠津の橋を超えた辺りから由仁に向かうまでの区間がずっと向かい風で辛かったです。

ずぶ濡れでアルテピアッツァのカフェに入店するのは気が引けるのでなんとか晴れてほしいし、その後は美唄の東明公園からふるさとの見える丘展望台の激坂に寄り道してカロリーを消費したら去年雨による疲労でスルーしたストウブにも寄り道してパンをサドルバッグに入れるなど寄り道にも満足してゴールしたい。開催時期も10連休中の前半にあるので参加者も多いことでしょう。

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函館200

函館200という名前ではあるものの函館市内は一切通らない事に定評のある函館200。2018年の1発目のブルベとして自分は走りました。スタート地点に向かう前にひどい土砂降りに遭遇するものの、PC1超えてトンネル抜けたら路面が乾いて太陽にも恵まれました。

北斗〜木古内へ向かうまで道がわるいのが残念。それでも朝早い時間なのでそれほど車通りはありません。木古内以降は少しだけ山の中に入ると思いきや海沿いをひた走り北海道最南端の白神岬で休んでちょっと走ったらPC2。それ以降は松前城と桜を眺めたり、道中は風車がハイケイデンスで回ってたり、PC3の上ノ国に向かうまでは適度なアップダウンと共に左手が海、右手が山、ときどき橋といった素敵な風景が待っています。

さらにPC3からはゆるい登りがまっているものの、トンネルを抜けたら最高の長めの絶景ダウンヒル廃線路が見え隠れしたりして写真の撮りたみも深いです。木古内に戻ってきたら道の駅みそぎに寄り道するなどしてゴールまで悠々と走りたいところだけれど、木古内〜北斗間の悪路が再び襲いかかる上に結構な車通りがプラス。ここの悪路の部分だけファットバイクほしい。開催時期も10連休後半で参加しやすく。ゴールした翌日は多分ラッキーピエロです。

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トトロ300

新コース AJHスタッフの素敵なセレクションによる遠回り道で深川を一望できるトトロ峠を目指し、ネコバスを写真に収めて、後半にそこそこアップダウンのある車通りの少ない森の中(時間帯に寄っては真っ暗)を通って札幌に戻るようなコースです。5月開催のとなりのトトロの「さつき(皐月)」と「メイ(May)」にかけている感は異常。

丘珠ふれあいセンターをスタートして奈井江町のPCまではひたすら平坦。それから泣きそうな顔して12号線を北上しつつ新十津川に抜けるとそれ以降は襟裳岬1000の気分。襟裳岬1000のノリだと碧水でパンクしたトラウマが蘇りますが、なんとかPC2の沼田までは余裕でしょう。

おそらく勝負はPC2を抜けてから。みんな大好き多度志のセコマを抜けたらちょっとしたアップダウンを抜け、深川市内からの道の駅へ。一瞬だけ宗谷岬600のラストの気分。道の駅を抜けたらメインのトトロ峠の始まりです。峠といえど200メートルちょっとしか登らないのでそれほどきつくはないでしょう。その後は地図の上では旭川市にとなる新城峠を経て芦別のPCへ。

芦別からはいよいよやや遠回りな札幌への帰り道。滝川までは余裕もって走れるものの、新十津川から青山ダムまで向かう道は長いだら坂になっていて200km走った後には結構つらいものがあるかも。また補給もふくろうの自販機を除いて、石狩太美までほとんど無いように思われる。真っ暗になってしまったならばここの道はナイトライドが好きな人にはとってはたまらん道でしょう。あいの里の街の光が見えたときの安心感は異常。

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石狩平野400

新コース石狩平野ということならほとんど平坦メインなのかなと思ったら最後に小林峠登らせる罠。盤渓を少し登ったら自分のホームコースである宮の森住宅街の激坂を下ってます。いくつかの罠があるとはいえトータルの総獲得標高は1800メートル弱です。

序盤はトトロ300にも似た道でPC1からは楽しい農道の始まり。途中から275を経由し北上しつつ再びトトロ300に似たようなルートに戻り再び襟裳岬1000の気分カムバックしつつ沼田ダムを目指す。沼田ダムは行ったこと無いので楽しみだ。折返してみんな大好き多度志のセコマを目指し再び宗谷岬600ラストの気分で短めの登りを超え、思考停止した意識で12号線を横切ったら丸加高原を目指す。

丸加高原から赤平〜歌志内までに至る道は増毛300でも通過したけれど気持ち良いアップダウンが続く。特に丸加高原からの風景は最高です。歌志内からアップダウンを抜け砂川についた頃には200kmを超え距離的に折返し地点。美唄から三笠までは苦虫を噛むような気分で12号線を通過して岩見沢から栗山へ。平坦多いと思いきや栗山〜由仁に至るまでの微妙なアップダウンは割と脚にくることでしょう。

由仁からは本格的に平坦、個人的には去年のフレッシュを思い出す道。ひたすら南下しつつウトナイ湖のPCまでついたら残りは約80km。ここから千歳、恵庭を経由してほとんど札幌市内といっても大差ないくらいの場所に位置する北広島アウトレットパークまで40kmくらいと考えると札幌まで近く感じるので安心感が生まれます。

だが最後の最後にこのブルベにおける最大のトラップ、長い信号峠が待っています。三井アウトレットパーク辺りからだいたい信号峠が始まって、札幌ドーム、羊ヶ丘展望台真駒内公園を経由したらラスボス小林峠です。張碓峠のごとく最後のよくわからないテンションで300Wで登るのも良いでしょう。また通過する時間帯によってはパンダの朝練ワンチャン。小林峠で登りが終わりと思わせておいて盤渓からも少しだけ登ります。さらにそこを登ってからの宮の森住宅街の下りは斜度がきついだけではなくかなり道が悪く危険なので疲労による思考能力の低下や握力低下具合を踏まえて一番気をつけたいところ。あとは疲れた体でひたすらゴール地点まで信号峠。400の信号待ちは眠気も相まって大変疲れるのです。

平坦が多くてコースそのものの難易度は高くないものの、札幌の信号峠具合がすすきの200の信号峠以上にきつそうなので、三井アウトレットパークあたりに到着するまでにはそこそこ時間に余裕がないときつそうですし、タイムマネジメントが重要になりそうです。

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新十勝200

新コースではないものの3年目にしてついに然別湖糠平湖間にある幌鹿峠が開通したので準新コースといってもよいのでは。ランドヌール札幌のアタック三国峠でも幌鹿峠が通過できなかったので機会があれば幌鹿峠をトライしてみたいし、自転車で然別湖に行ってみたいし、然別湖以降の最高のダウンヒルを経験したい。

このコースでは自分は上士幌〜糠平湖間しか自転車で走ったことないのであまり深い言及はできませんが。十勝が丘展望台、糠平湖までの山道、然別湖、扇ヶ原展望台などなどシーニックポイントがたくさんあります。コースは総獲得標高1962mとのことなので2018年versionよりやや難化の傾向。ゴールした後は多分豚丼です。

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紋別600

新コース 今年のAJ北海道の新コースの中でも一番の目玉コースだと思います。

去年は札幌スタートの北海道600ブルベが1つもなかったけれども、今年はこれと初山別600で札幌スタートの北海道600ブルベが2つも。しかも日の長い6月に2つも。さらに310kmくらいで紋別のPC4のセブンイレブンに到着できます。このPCから襟裳岬1000で利用した紋別セントラルホテルまで徒歩数分の場所。ここのホテルは客室に自転車持ち込み大丈夫で、しかも温泉もあるので宗谷岬600の仮眠所よりもずっとよくリカバリできます。やはり温泉入ってからフカフカマットレスで寝ると回復が違う。

コース序盤はトトロ300や石狩平野400に似ています。芦別経由で上富良野へ向かう道も滝里ダムあたりからの裏道を通っていて、千望峠の展望台までやや登り気味になっています。登り基調が終わって千望峠展望台あたりから十勝岳連峰をのぞみながらののダウンヒルは最高でしょう。何回行っても富良野の景色は良い。

上富良野から美瑛市街までの行程はクローバー1200の2日目とほぼ同じルートを通るアップダウンコース。余裕があれば新栄の丘公園や美瑛の道の駅で一休み。いや、余裕なくても美瑛の風景はやすみやすみ写真撮りながら走って欲しいくらいに最高でござる。美瑛市街からもケンとメリーの木、セブンスターの木を通る道は本当に最高すぎてこのブルベのある種のピークを迎えることでしょう。

美瑛を後にして旭川を抜けたら愛別町あたりからずっと登り基調で中規模の浮島峠ヒルクライムが待っています。約40kmで約500mアップくらいのだらだら登り基調。それを超えてしまえば海抜0を目指すべく紋別までダウンヒルを経て各々予約したホテルで休憩。300kmも走ると充実感が半端ない、そして次の日に備えてちょっと血糖値スパイク起こす勢いでお腹を満たすべし。

2日目は興部、西興部を目指すルートで早々から登り基調。天北峠が待ち構えていますがそれほどきつい峠ではありません。休憩ポイントとして途中西興部の道の駅にしおこっぺ花夢もあります。天北峠のKOMを超えると今度は長い下り基調からの、下川町、名寄、士別、剣淵までど平坦が続きます。そこから幌加内、そしてみんな大好き多度志のセコマ。紋別からここのセコマまでまるで襟裳岬1000の1日目のコースを逆周りをしているかのようなコースで感慨深い。多度志のセコマから深川まで行くルートもこれまでの説明で2回もでてきた宗谷岬600ラストでお馴染みなやつだし多度志のセコマからの深川へ向かう道はAJ北海道節みたいなものでしょう。知らんけど

滝川まできたら札幌のロングライダーにはもうおなじみの風景しかない、ゴールは後少し。275号線の悪路と車の往来に気をつけつつ月形のラストPCについたら残りはたったの40km。2007年の増毛300で走った気持ち良い農道ルートを経由し、当別辺りからあいの里の街の光が見えたらほとんどゴール。札幌民にとって札幌発着600のありがたさ。最高の天気を期待したい。

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北見200, 北見300

北見ブルベといえばオツカレー。どうやら5年目に突入の様子。2018々は200, 300同日開催だったけれど、2017年のように連日開催に戻ったようです。道東方面には疎くて全然走ったことないので、どうせ走るのならば2日間両日とも走りたいところ。

200のコースの方はゆるい下りから始まり、美幌、女満別を経由していくつかアップダウンを超えつつ斜里町まできたら折り返して網走までひたすら平坦が続く。北海道ローカル番組でおなじみの小清水原生花園と濤沸湖、網走湖能取湖のトリプルレイクを経て常呂セブンイレブンまできたら残り50kmはやや登り基調。200kmで総獲得標高772メートルはとても楽に見えるコースですが、翌日300を走るならば体力のセーブも大事でしょう。

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300のコースも同様全然自転車走ったことがないけれどもこちらのコースのほうが登りも多くて魅力的。阿寒湖を目指すべく序盤から釧北峠のヒルクライム。阿寒湖PCで一休みしたら登りつつやすみやすみ双湖台でペンケトーパンケトーをのぞみ、双岳台では雌阿寒岳雄阿寒岳雄大さに圧倒された後は、700メートル台から100メートル台まで安全運転で激しくぐにゃぐにゃダウンヒルです。

次に目指すは中標津開陽台の激坂からの裏摩周展望台までのヒルクライム。ここまでくればもう大きな登りはありませんがまだ残り100kmちょっと。神の子池の気配だけ感じてダウンヒルの勢いで北上し、小清水原生花園経由で網走まできたら残り50km。

こちらのブルベは3連休の1日目2日目に開催され、2日間で計500km以上走ってゴールした後の連休最終日は自走チャレンジワンチャンも可能ですが、翌日に普段どおりのパフォーマンスを保つにはもう一日休みが必要でしょう。

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宗谷岬600

AJ北海道を代表するブルベといえば宗谷岬600といっても過言ではないのでは。2018年は夏なのに夜は10℃以下というとんでもない最低気温を叩き出した豊富町。これによって仮眠もロクにできないまま次のPCを目指すというハードモードを強いられたわけですが、走りきってみるとトータルでやっぱり宗谷岬600最高だったし来年も走りたいという気持ちになってます。600kmは走ったことないけれど宗谷岬600のコースは走ってみたいという声も聞こえますし、道外からの参加者も半分くらいというのも考えるとやはり宗谷岬600の魅力は相当なものです。

コースは2018年と同じ宗谷岬から折り返して豊富町へ向かい、名寄からは朱鞠内、幌加内を経由して多度志のセコマを目指す。これまでは宗谷岬からまっすぐ猿払を目指して浜頓別、中頓別経由して名寄に至り旭川の信号峠からの多度志のセコマを目指すルートでした。自分は600kmのブルベは宗谷岬600しか走ったこと無い600km初心者ですが。この2年で両コースを経験できてよかったです。

宗谷岬600は確かに平坦が多いですが、獲得標高の割に全行程を走ってみると思った以上にアップダウンが多い印象を受けます。スタートからPC1まではだいたい平坦で終始気持ち良く走ることができますが、PC1からPC2までの区間が思ったよりアップダウンが多いと感じることでしょう。そして天塩のPC2から宗谷岬までのど平坦ルートが宗谷岬600の真骨頂。オトンルイの風車、電線も無い無限回廊のようなサロベツ原野の直線、遠くに見える利尻富士、自転車乗りに対しての配慮が深いPC3稚内セコマ、そして宗谷岬に到着したら記念撮影不可避。ここまでの道のりは遠かった。でもまだ半分にも満たない。

宗谷岬で少し休んだら折返し。2019年も宗谷岬の往復路でベルを鳴らし合うやりとりがされそうな予感。程なくして狭い小路に入ると少しだけアップダウンがやってくる。ここのアップダウン楽しかったのですが下りが結構急斜面に感じました。アップダウンを抜けると豊富町の仮眠所まで信号もほとんど遭遇すること無く到着。2019年の夜の気温はいかほどか。

仮眠所をスタートした翌日もまた信号のストレスを全然感じないようなルート。スタートして幌延に入る手前に一日目に見たオトンルイの風車が遠くにあるのを確認できてこれまたテンションあがります。音威子府経由して名寄のPCで休憩したら宗谷岬600の中で一番のアップダウン区間である朱鞠内湖が待っています。朱鞠内湖からの幌加内の広大な蕎麦畑を満喫したらゴールはもうすぐ多度志のセコマで一息。

深川までAJ北海道節なコースを経由して最後に待っているのはあの12号線です。しかもゴールまでしばらく12号線です。車の往来が多くて本当に辛い12号線です。最後の試練と言わんばかりの12号線ですが570km近く走ってきてはいるものの、滝川の信号峠まではなぜか妙にテンションが高く結構な巡航速度で走れてしまうのは何なんでしょう。

2017年は札幌まで片道自走帰宅、2018年は往復自走チャレンジに成功しましたが、今年はパラダイスウィーク初日ということで自走を自粛してそこそこ体力を温存した走りができたらと思っています。

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旭川斜里400

新コースパラダイスウィーク2日目が400km。前日600km走った人に対する配慮のためかスタート時間は昼の12時スタート。行って帰ってくるというブルベとは違って旭川から斜里まで一直線というブルベ。新コースというよりもこれが最初で最後なのでは?

スタートしてすぐ美瑛に入り気持ち良い丘陵地帯を越えて青い池の方までひたすらだら坂の直線を走ります。ルートをみる限り青い池に行くかどうかは任意のようですが、近くまできたら写真撮りに寄りたくなります。美瑛から上富良野までは気持ち良いダウンヒルからの上富良野からはベベルイヒルクライム。これ以降は狩勝峠降りるまでほとんどクローバー1200の逆周りルート。狩勝峠を超えるまではアップダウンの応酬です。狩勝峠はクローバー1200以来トラウマなので晴天をのぞみたい。

狩勝の下りの途中くったり温泉方面へ方向を変え音更まではひたすらに平坦。音更についたときには距離にして180km。クローバー1200のクロスコートの近くを通過もするので短い仮眠所として利用したいところ。音更からは十勝川温泉、池田町、本別町を通過。本別町以降は襟裳岬1000の2日目の逆周りみたいなルートで陸別町津別町間の無限回廊のように風景の変わらない山道が楽しかった思い出。

山の中を抜け網走まで来たらもう一息、小清水原生花園を抜けてゴールの斜里町へ。宗谷岬600も走れば両日合わせて1000kmにもなるので元あった体の栄養素はかなりなくなってしまってそうなので、体調管理とリカバリを大切にしたい。

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知床200

新コースパラダイスウィーク3日目は200km。パラダイスウィークで1000km走った人にとって翌日に知床峠に登るとはなんというおもてなしでしょう。登ったことないのですが知床峠はほぼ海抜0メートルからおよそ700メートルオーバーup。アラウンド北海道2400ではクマが出没して一時コースクローズになってしまってもう少しで登り終わると思っていたライダーが引き返すよう促された事案が発生したのも記憶に新しい。メインは知床峠でしょうが、羅臼、標津を通り野付半島に至る道までの風景も最高でしょう。最後は根北峠の登りで斜里町に戻る。200kmで1799m upは1000km走ったあとにはこたえることでしょう。

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斜里旭川300

新コースパラダイスウィーク最終日は旭川へ戻る300kmのワンウェイドライブ。通過チェックとPCはそれぞれ1つしかなくてとても珍しい。

斜里町から最初に目指すは網走市街から少し北へいった能取岬。その後は能取湖をグルっと回って横長なサロマ湖沿いのアップダウンを経由して紋別のPC1へ。残りのルートは紋別600でも通るルートの逆順。滝上町、浮島峠、上川町、愛別町からの旭川駅でゴール。日常から離れて6日間時間いっぱい使って1500km走り切るなんてとてつもなく贅沢です。札幌にお住まいな方は翌日旭川から札幌へ自走もワンチャンです。

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ちょいグラベル十勝200

新コース グラベル区間を含むブルベという新しい試み。実は結構前からグラベル区間ありのブルベコース作りたいと中の人が言っていたのがこうして実現されて個人的にかなりの注目株です。当日はグラベルロードとMTBどちらが多いでしょうかね。自分はSurly Krampusで参加したい。

コースの方はいかにも地元の人だからこそ知っているというような構成になっている。グラベル区間幌尻岳の麓のスノーピーク十勝ポロシリキャンプの山奥、忠類の道の駅の裏山、十勝が丘展望台裏の長流枝(オサルシ)の林道、そして音更高校過ぎた斜め通りの白樺並木を経由からの十勝牧場展望台の4箇所のようです。なおルートラボの標高図をみる限りグラベル区間は全て結構な登り区間になっています。開催日も三連休の真ん中の日曜日になっていてこれまた参加しやすい日になっている上に、自転車レースのピークも過ぎた時期なのでレース勢の人も参加しやすいかと思います。

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函館400

2015年は暴風警報で中止、2017年は中止ではないものの台風による影響で完走者は1人という伝説をもつ函館400。今年は胆振東部地震による影響で余震やコンビニの補給など心配ごとがありましたが、何事もなく開催され天気も申しぶんなかったときいてます。

この函館400自分はエントリーしたことないのですが、コースの中盤に城岱(しろたい)と木地挽(きじひき)と渡島中山峠のヒルクライム3本が待っていて400の中でもそこそこ難易度高めだと思います。スタートゴールははこだて未来大学ですが主催も中の人だったり。

ところでこのコースに恵山(Mount E という表記がお気に入り)のヒルクライムを含めた函館600とかいかがでしょうかね。2020年オリンピックイヤーですし。

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大夕張200

AJ北海道、そして北海道のブルベの最後をしめくくるのは大夕張200。このコースも実質準レギュラーっぽい位置づけなのではないでしょうか。開催時期は10月6日で桂沢湖から大夕張のシューパロダムにかけての山の紅葉のピークの美しさも狙っていることでしょう。何よりもこの区間は車の通りが少なくてかつ路面も綺麗なので毎年走りにきています。万字峠もしかり。

まだコース上のPC1が確定したわけではないですが、2017年の大夕張200でちょっとした罠がありました。PC1三笠の幾春別のセラーズのコンビニはSuicaも使えなければクレジットカードも使えない、現金のみ。さらにレシートの時間が1時間ずれているという罠。現金のみはまだいいとして、レシートの時間が正確ではないのはいかがなものか改善がなされていると良いけれど、可能ならばPC1が少し手前の三笠のセイコーマートになれば安心できます。

最後のブルベがすすきの200から大夕張にシフトしたということで今年はこのブルベでブロンプトン軍団がわらわらと現れるだろうか?最後の北海道ブルベのロードバイク率は最後ということもあってか趣向を変えて急激にロードバイクの参加者が減少する傾向があります。そして2019年もブリーフィングで最重要項目としてPC2のセコマの床屋について言及されることでしょう。

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終わりに

全てを踏まえて15コースから最も走りたいものを3つ選ぶならば。紋別600、グラベル十勝200、石狩平野400の3本です。

今年のAJ北海道のブルベはパラダイスウィークも含め15コースと盛りだくさん。そのうち新コースが7つ。パラダイスウィークの方は残念ながらライジングサンロックフェスの予定があるので600, 400まで走りきった後はうしろ髪ひかれながら知床を後にして札幌へ戻るという運びになるかも。また紋別600もコースを眺めてるとものすごい魅力的なのだけれども別なイベントとかぶって走れないかもしれない。それでも走れなかったイベントはプライベートで走ることもできるので、ブルベにステータス全振りにならない程度に幅広く趣味の時間を楽しみたい。また2019年は2年連続あったフレッシュがないので、プライベートでフレッシュごっこのようなこともできたらなと思っています。